キルト作品への思い
私は、着物や布を見ると、まず「 衣(ウェア)に」と考えてしまいます。
キルトは、洋服に使った後に残った古裂れを集めて縫います。
藍布が多い時は藍のキルト、赤の絹が集まると赤主体のキルト…と、素材には特にこだわりません。
ただ、刺し子の様に縫ったり、刺繍糸でステッチをしたり…と、いろいろな刺し方になりますが、
手で刺す箇所を入れるという事にこだわりを持っています。
それによって、弱くなった布や古い布が補強され、キルトとしてよみがえる事を願うからです。